トヨタ自動車の企業城下町

名古屋鉄道三河線の「豊田市駅」は愛知県豊田市にあります。

豊田市は「世界のトヨタ」のトヨタ自動車の本社がある企業城下町として有名で、人口は愛知県下で名古屋市に次いで第2位の都市です。

市名の豊田はトヨタ自動車が進出したことに由来していて、豊田市に本社を置くことからトヨタ自動車になったのではありません。

豊田市はもともと1951(昭和26)年に挙母市(ころもし)として市制を敷いていて、トヨタ自動車が豊田自動車から独立してこの地に工場を建設することになり企業城下町として急成長していきました。

1958(昭和33)年、自動車産業を主軸として発展した挙母市を豊田市に改名するための請願書が提出されます。

古くからの歴史ある挙母の地名に愛着を持つ市民の反対もありましたが、挙母市の市民のほとんどが社員やその家族などがトヨタ自動車になんらかの関わりを持っていて、結局翌年に「豊田市」に改称されました。

会社名が地名にちなんでつけられるというケースはありますが、その地に本拠を置く団体名によって地名が変更されるのは稀であり、豊田市と奈良県の宗教都市・天理市だけのようです。

挙母市が豊田市と改名されたことに伴い、挙母市駅も豊田市駅と変更されました。